- 港湾技能研修センターとは
- ABOUT
港湾技能研修センターは、港湾労働者が港湾運送の業務に従事するために必要な免許・資格、知識、技能を身につけるための教育訓練施設です。
港湾労働法では、港湾運送事業主は港湾労働者の教育訓練に努めなくてはならないと定めており、研修センターは、この事業主の努力義務を共同で実現する施設として設置・運営しています。また、事業の一部は国からの委託を受けて実施しています。
設置・運営
一般財団法人 港湾労働安定協会
東京都港区新橋6丁目11番10号 港運会館内
沿革
港湾技能研修センターは、昭和63年5月に愛知県豊橋市に設置し、運営してきましたが、令和元年10月に施設・事業を拡充して兵庫県神戸市のポートアイランドへ移転・開所しました。
事業の概要
港湾技能研修センターは、①港湾荷役作業に必要な免許・資格の取得、②港湾荷役機械の操作技能の習得、③新入社員研修等の従業員教育の支援、の3つを柱として事業を展開しています。
-
① 港湾荷役作業に必要な免許・資格が取得できます。
-
フォークリフト・玉掛け・船内荷役作業主任者などの技能講習、クレーン・揚貨装置などの実技教習及び大型自動車などの自動車教習を行い、港湾荷役作業に必要な免許・資格の取得をサポートします。
-
② 港湾荷役機械の操作技能を効率的に習得できます。
-
ガントリークレーン・デッキクレーン・ストラドルキャリヤーなどの荷役機械やコンテナ船の船倉を模した船形などを備え、実際の荷役と同様の環境で実践的な訓練を行います。
また、実作業を通じて技能を習得する場合には、練習時間が断続的になったり、十分な時間がとれないなどの制約が生じがちですが、研修センターでは集中的に繰り返し訓練することで効率よく操作技能を身につけることができます。訓練では「安全な操作」に重点を置いて指導しています。
-
③ 新入社員研修等の従業員教育を支援します。
-
研修センターでは、若年港湾労働者研修、管理監督者研修及び危険体感研修を実施しています。研修内容は港湾運送事業に沿ったものとなっており、従業員教育の一環としてご活用いただけます。危険体感研修は港湾荷役作業で生じる危険を疑似体感することで、低下しがちな危険感受性を高めることを目的として実施しています。
研修助成金
-
〇
-
港湾労働安定協会では、港湾労動者の教育訓練を支援するため、港運関係事業者の方のための助成金(受講費・派遣費・旅費)制度を設けています。助成金を利用することで受講費負担が大幅に軽減されます。
- ※港運関係事業者:
- 一般港湾運送事業、港湾荷役事業、はしけ運送事業又はいかだ運送事業を行う事業主及び船舶貨物の位置の固定・区画、荷造り・荷直し、船倉の清掃の船舶貨物整備業を行う事業主、並びに倉庫荷役業(港湾労働法により公共職業安定所長の指定を受けている事業に限る。)を行う事業主などです。
- 〇
- 助成金の申請は、受講申込書の助成金申請欄に必要事項(振込先等)を記入するのみで、受講申込と同時に行うことができます。
- 〇
- 助成金の詳細につきましては、 こちらをご覧ください