- 研修コース
- TRAINING COURSE
[ 危険体感研修 ]
研修の概要
港湾に特有の危険(高所作業、荷、荷役機械、飛来、落下、転倒など)を疑似的に体感し、危険感受性の向上を目的として行う研修です。
港湾現場でも、作業設備や作業環境の整備など安全対策が進み、災害を身近に感じる機会が少なくなっているため、危険を感じ取る能力が低下していると言われています。
この研修では、ハーネスを付けてのぶら下がり、昇降器具の乗り降り、フォークリフトの死角・外輪差、ガントリークレーン・デッキクレーンのクレーンまわりの作業に潜む危険などを疑似的に体験することを通じ、危険を危険と感じ取る能力や危険を予知する能力を養成します。
この研修は、港湾貨物運送事業労働災害防止協会と共催で実施しています。
日数・時間数・受講費
日数 | 時間数 | 受講費 |
---|---|---|
1日 | 6時間 | 19,800円 |
※受講費には、テキスト代・消費税を含んでいます。
定員
30名
受講資格
ありません。
研修内容
6時間 | ||
---|---|---|
学科 |
港湾における労働災害の現状と危険体感研修の背景・意義 |
0.5 |
実技 |
デッキクレーン荷役作業に潜む危険体感 |
5.5 |
フォークリフトの死角体感 |
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フォークリフトの外輪差体感 |
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フルハーネスの装着 |
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墜落制止用器具でのぶら下がり体感 |
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各種昇降機具の使用時危険体感 |
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ガントリークレーン荷役作業に潜む危険体感 |
※休憩、受講生の交代、訓練準備等に要する時間を含んでいます。
受講申込先
受講申込みの受付は、港湾貨物運送事業労働災害防止協会各総支部で行っています。
申込方法は、同協会ホームページをご覧いただくか、お電話にてお問い合わせください。
【港湾貨物運送事業労働災害防止協会】
HPアドレス: 港湾貨物運送事業労働災害防止協会
電話:03-3452-7201
研修日程・コース申込状況
令和6年度コース
回数 | 日程 |
---|---|
1 | 5月31日(金) |
2 | 10月4日(金) |
研修風景
- デッキクレーン荷役作業に潜む危険体感
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- フォークリフトの死角体感
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- フォークリフトの外輪差体感
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- 落制止用器具でのぶら下がり体感
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- 各種昇降機具の使用時危険体感
- ガントリークレーン荷役作業に潜む危険体感
[ 受講者の声 ]
リアルな体感
●事故報告書に目を通したりはしていますが、実際に目で見て、どこがどのように危険なのか、何に注意すべきかを具体的に理解できました。経験・知識・感受性を高めるために、見聞きするだけでなく実際に体験することが大事であること、危険を予知・防止する能力の重要性も改めて認識させられました。危険を伴う作業をする企業、作業員の受講を義務化して、もっと事故がなくなるといいのに…と思います。
●「危険敢行性」「危険感受性」といった言葉について、分かりやすく理解できて勉強になった。新しい気付きもあったし、分かっていることも、実際に体験することで改めて再確認できた所もあった。様々な荷役の危険を1日で体験できたし、1人1人にしっかりと体験させてもらえて、幅広い視野で危険個所を認識できてよかった。
●事務所で勤務していて現場で乗る側ではないが、働いている方の目線で体験して、危険を認識することができて良かった。
経験に基づく指導と安全への訴求力
●実際に危険な事例や現場の現実を知っている経験者の説明が聞けたため、説得力があり充実していた。講師の方々の安全に対する気持ちがよく伝わって来て分かりやすかった。
●体験するだけではなく、様々な仕事についてどういった危険があるか、どういった考えを持つべきかなどについて、経験も含めて教えていただけました。自社の安全対策やルールの見直しなどを再度行い、不安全要素をなくしていこうと思いました。
●全ての項目が大切で、作業に慣れてきたからこそ初心に戻ることができました。座学⇒体感(実技)、と体系的に学べましたし、状況や場面にあった安全対策が説明されており良かったです。講師が一方的に説明するだけでなく、参加者への質問を織り交ぜながらの講習も一体感があってよかったし、自分の仕事にも取り入れたいと思います。