研修コース
TRAINING COURSE

[ デッキクレーン訓練(5日・3日コース) ]



訓練の概要

これからデッキクレーンのウインチマンになる初心者の方を対象とし、運転の知識と技術の基礎を習得するコースです。
この訓練では、実機を使用した実技と学科を通じて、安全・確実な操作技能と安全知識を習得します。
訓練内容は、クレーン運転の基本となる振れ止め・地切り操作のほか、クレーンの動き(円運動)を理解し無駄のない操作で、模擬船倉内外の各定位置への積み降ろし操作、死角となる位置への合図のみで行う操作などの訓練を行います。
また、応用操作では、玉掛け作業と共同したケース荷役など、より実践的な訓練を行います。
5日コースと3日コースを設けていますが、クレーン操作の経験のない方は5日コースの受講をお勧めします。

時間数・受講費

コース時間数受講費
5日コース30時間89,023円
3日コース18時間57,838円

※受講費には、消費税を含んでいます。

定員

2名

受講資格

コース 受講資格
5日コース
ありません。
3日コース
ありません。

(陸上に設置したクレーンを用いる訓練のため、揚貨装置運転免許取得前の方でも受講は可能です。)

訓練内容

5日コース
(30時間)
3日コース
(18時間)
学科

安全教育
労働安全衛生法等の関係法令、安全作業のあり方(事故事例など)

2 2

作業前点検
作業前点検の方法、点検のポイント(実機を使用)

2 2
実技

基本操作
振れ止め・地切り、定位置へ積み降ろし操作など

6 4

応用操作1(模擬船倉内への積み降ろし)
船倉内中央、4隅指定位置への積み下ろし操作、合図のみの操作など

10 6

応用操作2(模擬船倉内への積み降ろし)
玉掛け作業員と共同して行うケースの荷役など

12 6
28 16

※休憩、受講生の交代、訓練準備等に要する時間を含んでいます。

研修日程・コース申込状況

定員2名

令和6年度 5日コース

回数 日  程 空き状況
1月6日(月)  ~ 1月10日(金)

令和6年度 3日コース

回数 日  程 空き状況
7月2日(火)  ~ 7月4日(木)
10月16日(水)  ~ 10月18日(金)
3月24日(月)  ~ 3月26日(水)

使用機器

  • ①デッキクレーン
  • 駆動方式
    :油圧式
    定格荷重
    :10t
    作業半径
    :最大18m 最小3.5m
    揚程
    :35m(最小作業半径時)
    旋回・起伏ハンドルは、ユニバーサル式
    運転席
    : 定員2名、冷暖房完備
  • ②模擬船倉
  • デッキ
    :30m×15m
    ホールド
    :14m×8m
    高さ
    :5m(デッキ面まで)
  • ③吊り荷等
  • ドラム缶
    :0.8t
    ケース(木箱)
    :・ L2580mm W1500mm H1500mm 2.3t
     ・ L2580mm W1500mm H2000mm 2.5t

※ユニバーサル操作について
基本的には、起伏・旋回をそれぞれ操作して定位置へ荷を運べるように訓練しますが、習熟度によって、起伏・旋回の同時操作(ユニバーサル操作)も織り込みます。

[ 受講者の声 ]

操作技能と安全意識UP

 触ったこともないデッキクレーンでしたが、先生の横乗りがなくても、玉掛作業者との共同作業で合図に沿ったケース荷役ができるまでに成長させていただきありがとうございました。できれば5日間コースでさらに上達を目指したかったです。
 事故と隣り合わせの仕事ですので、焦り禁物で、まずは時間がかかっても安全で無駄のない操作を心がけていきたいと思います。【3日コース受講】

実機での訓練

 現場では、熟練者が一緒に搭乗して、操作方法や注意事項をその場で教育していますが、デッキクレーンを搭載している本船が少なくなっており、搭乗する機会自体が少なくなっています。当社内での実践教育が難しい中、集中的に訓練を受けることができるので助かります。熱心なご指導をいただきありがとうございました。〔受講事業者【3日コース】〕

 すぐに従事する予定はありませんでしたが、少しずつ操作技能を身につけてもらおうと、3日コースを受講させました。受講後、数か月経ってから現場で操作練習させてみましたが、ブランクを感じないほど振れ止めも問題なくできていました。センターで習得したことが発揮でき、本人の自信にもなったようです。〔受講事業者【3日コース】〕