- 研修コース
- TRAINING COURSE
[ ガントリークレーン訓練(標準型)のカリキュラム ]
学科(4時間)
①クレーンの構造と点検
クレーンの原理と構造、点検保守の方法とポイントなどを学びます。
②安全教育
労働安全衛生法等の関係法令のほか事故事例などを通じて危険のポイントとKYTを学びます。
シミュレータ訓練(3時間)
①操作訓練
実機を操作する前に、シミュレータでクレーンの操作感覚を学びます。
②トラブル体験
コンテナ引っ掛かり等を体験することで地切り等の基本運転の重要性を学びます。
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ガントリークレーンシミュレータ
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地切り時の確認ポイントの指導
悪天候やコンテナの引っ掛かり等の事故を自在に再現できます
実技(28時間)
①始業前点検、試運転
機械室に入り動力部を実際に見ることで、クレーンの原理・構造への理解を深めながら作業前点検を行うほか、
試運転の手順を学びます。
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機械室内
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構造の理解
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試運転
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スプレッダーの点検
②基本操作
クレーン操作の基本となる横行、振れ止め、着床、地切り、を丁寧なノッチ操作により行えるよう指導します。
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運転席は3列席であり、受講生と指導員は同じ目線で操作できます。
また、複数のカメラであらゆる角度からクレーンの動きを捉えた映像を表示し、各確認ポイントを指導します。
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振れ止め
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地切り
振れが止まる原理を学び、振れ止めの基本から振れの状況に対応した操作ができるように指導します。
③荷役訓練
本船荷役と同じ操作を繰り返し訓練します。受講生の習熟度によっては、40ftだけでなく20ftホールド荷役も経験することができます。
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デッキ荷役
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フラットシャーシへの積み込み
④その他
受講生の習熟度によっては、応用運転も行います。
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合図に合わせた操作(合図は無線、笛、手合図)
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デッキ荷役中入れ
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20ft突合せ荷役
振れが止まる原理を学び、振れ止めの基本から振れの状況に対応した操作ができるように指導します。
⑤総合評価
最後に、所定時間内に一定の操作を行い、運転評価をします。チェックシートや運転軌跡のデータ、録画画面などを見ながら、受講生とともに訓練全体を振り返り、技術面における習熟度だけではなく、安全を優先した丁寧な操作ができているか、運転上の長所・短所やクセを踏まえた留意点等も併せて、総合的なアドバイスをします。
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運転軌跡データの表示
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シミュレータの軌跡表示
チェックポイント例
- 地切り・振れ止め・位置合わせの確実性
- 適正な加減速
- 巻上げ高さの安定性
- 気が急いた時でも、十分な安全確認ができているか
- ミスをしても焦らず集中力を維持できているか